副業をしている会社員やOLの中には、「ダブルワークで体壊した」という人も少なくありません。
派遣社員で働いていた私の友達も、「正社員のときの仕事に比べたら派遣の仕事は楽だし、体力には自信があるから」と、週末に家電量販店でのアルバイトを掛け持ちしていていて、ほとんど週7日働いていました。
当然のことながら体力的にはかなりきつかったようで、次に連絡をとったときには「最近、悲しくもないのに突然涙が出てくるの…」と言っていました。
結局ダブルワークを長く続けられるわけもなく、彼女は体調を崩して副業を辞めてしまったんです。
やっぱりダブルワークで働くなら身体に無理なく長く続けられる仕事を選ぶべき。
今回は、ダブルワークをうまく続けられる働き方についてお話しします。
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ダブルワークで体壊した場合の過労による症状

先程ご紹介した私の友達は健康には自信があったのですが、ダブルワークをしていた頃は風邪をひくことも多く、一度風をひいてしまうと完全に治るまでに長引くことも多かったといいます。
体力的に無理のあるオーバーワークで体調を崩してしまうのは当然のこと。
ダブルワークを始める前に、無理をして働きすぎたときにどのような症状がでてくるのかについて知っておくべきです。
症状①:頭痛
働きすぎの場合、頭痛は夕方から夜にかけてが多くなります。また、週末にも頭痛を感じることも。
働きすぎの状態のときは、めまいの症状を訴える人も多いです。これは、過度なストレスが原因で、自律神経の働きが乱れているから。
さらに、回転しているようなめまいが起こったり、耳鳴りや難聴などの症状がでるメニエール病になるリスクも高まります。
症状②:婦人科系
女性にとってとくに心配なのが、婦人科系の症状。
たとえば、生理不順が起きる可能性もあります。これは、過労によるストレスが原因で女性ホルモンの分泌量が低下していることが考えられます。
症状③:消化器系
ストレスを感じて胃が痛くなった経験がある人も多いのではないでしょうか。
過労による自律神経の乱れによって、胃酸が過剰に分泌され、胃が痛みやすくなるほか、胸やけや吐き気、食欲不振を感じる場合もあるんです。
症状④:出血

過労による自律神経の乱れにより、朝起きたときに鼻血がでることもあります。
また、過労が続くと血尿が出る場合も。原因は、免疫力が低下していること、そして、膀胱が細菌などに感染して炎症が起きているケースが考えられます。
この場合はすぐに医療機関を受診するようにしましょう。
症状⑤:皮膚への影響
過労による自律神経の乱れは、血流をとどこおらせて手足のしびれを引き起こすこともあります。
また、過労やストレスは身体の見える部分、たとえば皮膚にも異常をもたらします。よくある症状は、じんましん。じんましんは、身体中が赤くなり我慢できなくなるくらいかゆみを感じる症状です。
食べ物やほこりなどに対するアレルギー反応から起こる場合もあるのですが、ストレスや疲れが原因となることもあります。
さらに、口唇ヘルペスや帯状疱疹のほか、みずぼうそうの症状にも注意が必要です。
症状⑥:精神面への影響
疲れやストレスがたまると、精神的な病気にかかってしまう場合もあります。代表的なものでは、うつ病ですね。
そこまで深刻ではなくても、疲れているのに眠れないと感じる人も多いようです。これは、心身の緊張状態が夜になっても続いていることが原因として考えられます。
過労で眠れない日が続くと、さらに疲れがたまって眠れなくなる、という悪循環に陥いることも…
参考:OLがダブルワークで休みなしはNG!疲労で辛いと感じたときの対処法
海外のダブルワークの実態(アメリカの場合)

このようにダブルワークで働きすぎてしまう原因の一つに、副業でも「雇用されて働く人」が多いことが考えられます。
誰かに雇われて働く場合、自分で働く時間や量をコントロールすることはできません。
一方、アメリカでは、労働人口のうち約35%の人々がフリーランスとして働いていて、さらに2020年までにはフリーランスとして働く人は労働人口の50%まで増加するという予想もあります(Freelancing in America 2016)。
背景には以下のような事情があります。
- インターネットを利用することで、企業に所属しなくても、プロジェクト単位で企業と組むなど、フリーランスとして働きやすい環境が整ってきた。
- 技術の進歩によりどこでも仕事ができるようになってきた。
- フリーランスで成功する人が増えてきたので、フリーランスの仕事を選ぶ人が増えてきた。
- 自分の生活を自分でコントロールしたいと考える人が増えてきた。
いきなり本業でフリーになることは難しいですが、アメリカの例から考えると、ダブルワークが体力的にもキツイのなら、副業だけでもフリーランスのような働き方を考えてみてもいいのではないでしょうか。
日本でも働き方改革によってダブルワークの状況は変わる

「働き方改革」が推進されている日本でも会社で副業が認められたり、今後はアメリカのようにフリーランスとして働きやすくなってくることが見込まれています。
アメリカの例を見て分かるように、フリーランスとして仕事をしている人の多くはインターネットを利用。
このため、副業でフリーランスとして働く場合、選ぶべきはネットビジネスです。
フリーランスというと「何か特別な技術や専門知識がないといけないのでは?」と考える人も多いのですが、ネットビジネスの中には勉強しながら初心者でも始められるビジネスが数多く存在します。
たとえば、ブログ運営やアフィリエイト、ネットオークション等を利用した不用品販売、転売ビジネスなど。
いずれも自宅でパソコンを使ってできる仕事で、自分でスケジュール管理をして無理なく働ける仕事です。
参考:ネットビジネスの始め方3STEP♡初心者が0からでも失敗しない方法
まとめ

会社の本業があって副業をする場合、無理をして働いて体を壊してしまっては、本業にまで支障が出てしまいます。
ダブルワークの本来の目的は、収入アップのはず。
働けなくなるくらい体を壊してしまえば、本業の収入まで途絶えることにもなりかねません。
そうならないためにも、副業では雇用されない仕事を選ぶことをおすすめします。
ダブルワークで成功する秘訣は、スキマ時間にこつこつ長く続けられる働き方を選択することです。
私が会社の仕事の他にダブルワークとして選んだのはブログ運営。
体力的にも精神的にも無理しすぎずに長く継続して稼いでいる方法を「忙しい女性の副業はブログで稼ぐのが確実である理由」でご紹介しています。