昔に比べて「ライター」の仕事は垣根が低くなりましたよね。このため、副業したい人ならライターの仕事は一度は考えたことがあるはず。
ライターの仕事はパソコンがあれば自宅で仕事ができるため、本業が忙しくても、家事や育児でなかなか時間が取れなくても、自分のペースで取り組めるのが魅力。
このため、ライターの仕事は女性に人気の副業です。
ですが、副業が会社にばれないかがやはり心配で、副業に踏み出せないOLが多いのも事実。
副業するなら「雑所得」で確定申告するのが基本ですが、これだけではばれないとは言い切れず、しかも雑所得では納税額が多くなることも…!
今回は、ライターの仕事に興味があるOLたちが安心して副業を始められるように、正社員がライターの副業を始める前に知っておくべきことについてお話します。
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ライターの副業は雑所得ならバレないの?

真剣に副業を始めたいと考えているなら、「雑所得」になる副業を選べば会社に副業がばれにくいことはなんとなく知っているでしょう。
所得の種類については以下の記事をどうぞ。
参考:正社員OLが副業の確定申告しないのは超リスキー!ばれない方法とは?
副業ライターでも、副業で稼いだ1年間の所得が20万円以上になる場合、確定申告の準備が必要となります。
税務署の確定申告のルールでは、ライターの原稿料は「雑所得」として申告するのが一般的。
雑所得は本業の仕事以外から臨時で入った所得のことで、これを選ぶことで住民税の納税額が本業の会社へ通知されることを防ぐことができます。
つまり、「雑所得なら会社にばれない」という理由は、確定申告の際にきちんと手続きしておけば、副業で稼いだ所得に対する住民税が会社に通知されないからなんです。
具体的な手続方法については、以下の記事からご確認ください。
参考:OLの副業が確定申告でバレる理由とは?確定申告のタイミングを解説!
正社員でも副業ライターで本気で稼ぎたいなら「開業届」が必須?

でも、冒頭で少しお伝えしたとおり、副業であってもライターの仕事でがっつり稼ぎたい場合、雑所得のままでは税金面で損をすることがあるんです…!
それは、雑所得では基礎控除以外の「所得控除」がないから。
青色申告特別控除 所得控除
青色申告者に適用される特典で、控除額は10万円と65万円の2種類があり、簿記の方法によって控除額が変わります。
(中略)
65万円控除を受けるためには、厳密には以下3つの要件を全て満たす必要があります。
- 不動産所得・あるいは事業所得を得る事業を営んでいること
- 正規の簿記(複式簿記)で記帳していること
- これらに基づいて、確定申告の必要書類を法定申告期限内に提出すること
つまり、最大65万円の所得控除を受けるためには、個人事業主として青色申告する必要があります。
「個人事業主」と言っても会社を設立するというわけではなく、副業の仕事でも税務署に「開業届」を提出するだけでコストをかけることなく個人事業主になることができます。
「個人事業主になったら副業が会社にばれるのでは?」と心配する人もいますが、確定申告の際の手続きなどを正しい方法で行っておけば大丈夫。ただし、(ライター業は経費がかからず赤字になりにくい仕事ですが、)年間で赤字を出さないように注意が必要です。
本題に戻りますが、副業からの稼ぎで「雑所得」を選ぶ場合に税金面で損をしてしまうのは、年間38万円以上の所得がある場合。
つまり、副業からの所得が毎月3万円以上見込めるのであれば個人事業主となって、「雑所得」ではなく「事業所得」で確定申告した方が税金面で優遇されるというわけ。
青色申告は帳簿の保存や決算書の提出などの少々めんどうな作業が増えますが、65万円の控除を考えれば個人事業主となって「事業所得」とした方が断然お得になるということなんです!
このため、たとえOLの副業であっても、ライター業に真剣に取り組めば毎月3万円以上は稼げてしまうので、大きく稼ぎたいなら節税を意識してあらかじめ開業届を税務署に提出するのがおすすめ。
ただし、会社に副業がバレないようにするためには、確定申告や税金だけでなく他にも注意しなくてはならないことがあります。
詳しくは以下の記事をどうぞ。
参考:会社を辞める前に副業は当たり前!?退職後に副業がばれるとどうなる?
正社員OLにおすすめの副業ライターの種類

真剣に取り組めば副業ライターでも月収3万円以上は稼げることはお話ししましたが、ライターの仕事なら何でもいいというわけではありません。
ライターの仕事には次のような種類があります。自分に向いているタイプの仕事があるか、ぜひ確認してみてくださいね。
副業でできるライターの仕事①:コピーライター
企業の広告の文章や通販サイト、ホームページなどで、その商品を消費者に購入してもらうために商品がより魅力的に見えるように文章を書く仕事。
購買心理を理解することや発想力が試される仕事でもあり難易度は高め。経験が必要な仕事です。
人気のプロのコピーライターでは、一つの仕事で数十万円稼いでいる人も!
副業でできるライターの仕事②:グルメライター
実際にお店に行って、そこで食べたものについて記事を書いてリポートする仕事。お店の人やお客さんへの取材内容、自分の感想を伝える文章で伝えます。
テレビでよく見るグルメリポートの文章版とイメージすればわかりやすいですね。食べるのが好きならグルメライターはおすすめ♪
報酬は、1記事数百円〜数千円が相場。記事の長さや個人のスキル・実績によって報酬にも差が出ます。
副業でできるライターの仕事③:Webライター
企業のホームページに乗せるコラム記事やECサイトの商品説明、キュレーションサイトなどWeb上に掲載する記事を執筆するライター。記事の内容は多岐に渡ります。
コピーライターよりがキャッチコピー的な文章を書くのに対して、こちらは個人の意見や実体験を交えることができるなどより初心者向き。
1記事数百円の案件が多く、数記事まとめて受注して納期までに書き上げて報酬を得る仕事です。
副業でできるライターの仕事④:ブログライター
こちらがOLにはもっとも向いているライターの仕事。
ランサーズ やCrowdWorks(クラウドワークス)
などのクラウドソーシングを利用して、主に個人の依頼主からライターの仕事を受注します。
芸能人ネタやダイエット、美容・健康、趣味、妊娠・子育て、恋愛のことなど、あらゆる案件の中から自分ができそうなものを案件ごとに選んぶことが可能。
依頼主が個人ということもあり、初心者でも気軽に取り組みやすいのがメリット。
1記事数百円の仕事をセットで受注するのが一般的。月に2万円〜5万円は十分稼げるでしょう。
もっと稼ぎたいなら自分でブログを開設して、自分のブログのために記事を執筆するのがおすすめ。
正しい方法でこつこつ実践できれば、初心者&副業ライターであっても毎月数十万円を稼ぐことも夢ではありません♡
参考:OLに人気の副業ライターの収入は?未経験者ほど稼げる方法を大公開!
まとめ

「完全にばれない副業」というものは存在しませんが、ライターの副業はきちんと会社にばれないための対策をとっておけば、会社にばれることはほとんどありません。
しかも、初心者のOLでもチャレンジしやすい副業でもあるので、「会社のお給料が少なくて副収入がないとやっていけない!」というような人でもパソコン1台あれば気軽に始めることができます。
ライターの仕事は努力が結果に結びつきやすい仕事でもあるので、真剣に大きく稼ぎたい人にも最適な副業♪
せっかく副業に興味を持ったのなら、とりあえず軽い気持ちでブログライターから始めてみるのがおすすめです。
参考:女性の副業で人気のブログってどうやって始めるの?初心者の始め方講座